斉藤牧場
標高:280m
面積:約70ha(放牧用約45ha)
飼養頭数:59頭(うち放牧は50頭)
うしみる首輪取付頭数:43頭
管理人数:3人
ゲートウェイ設置台数:1台(ソーラーパネル給電機使用)
―放牧中の牛の管理について、以前はどのような方法を取っていましたか?
導入前は経験から牛の位置を推測していました。
春先と秋口は木の葉が枯れて放牧地から採草地が見えてしまい、それを目当てに牛が脱走することも増えるので見回る回数が多くなり、9月に入ってからは毎日昼間になると上の方まで登って牛がいるか確認していました。
近所の人に「牛が逃げているぞ」と言われたこともあります。
─「うしみる」は普段、どんな場面で活用していますか?
朝と夕方、牛舎に牛を戻す時に「うしみる」を見てから行くのと、ある程度牛を牛舎に入れた後、まだ戻って来ていない牛をもう一度「うしみる」で見て探しに行きます。
―導入後、見回りの回数や時間に変化がありましたか?
(「うしみる」導入から)今はほとんど見回りをしていないです。直接見に行く回数も減りました。 牛を牛舎に入れるまでの時間は変わらないですが、足りない牛を探しに行く時間はすごく短くなった気がします。日によりますけど前は1時間探しても見つからなかったのが、今は15分くらいで見つかったりします。
─牛の行動が “見える化” されたことで、どんな気付きがありましたか?
電柵を張っていなかった時はどこから脱走したのか全然わからなくて、「うしみる」の軌跡を見て現地に行ってみると有刺鉄線が破られていたり、獣道に糞があったりと新たな脱走ルートを知る機会がありました。
─導入してすぐに慣れましたか?最初に感じたことを教えてください。
(アプリについて) 地図と牛の場所を見て確認するだけなのでわかりやすかったです。
首輪は牛も重たいかなと思いましたがそんな問題なさそうですし、枝に引っかかる等も今のところありません。
─「うしみる」を使う上で、特に気に入っている点はどこですか?
受信時刻が見えるところです。何番の牛がほぼリアルタイムで大体ここにいるとわかるのが便利です。 1頭がそこにいれば他の牛もまとまっていることが多いので、GPS測位が出来なくて位置情報が更新されていない牛がいた場合も、大体この辺りにいるのだろうと見るようにしています。導入する前までは、時期により「今日はどっちに逃げた?」と勘に頼ることもありましたが、大体おおよその場所がわかるのですぐその場所へ向かうことが出来ています。
―「『うしみる』が無かったら危なかった」と感じるエピソードがあれば教えてください。
5月の頭くらいに1頭だけ牛舎に帰って来ないことがあり、うしみるを見てみると沼地らしきところにずっと位置情報の跡があって、行ってみたら牛が沼地に脚を取られて立てなくなっていたことがありました。(もし「うしみる」が無くて)分かりづらい所にいたら見つけられず死んでいたかもしれないです。
―「うしみる」があって良かったと感じる場面はありましたか?
「うしみる」を入れてから脱走ルートを知って、柵の補強等の脱走防止に役立っています。 今までの経験で知っていたことを、可視化することでさらに理解が深まりました。 雨の時はこの辺り、暑い時は大体この日陰にいる等、漠然と分かっていたことが今はどの時間帯でもどこにいるのかが分かります。
─他の牧場の方にすすめたいと思いますか?その理由は?
最近耕作放棄地を使った牧場が増えてきているので、傾斜のある放牧地だと「うしみる」の強みが活きると思います。